2月末に2泊3日で「西表島」に行ってきました。関東はダウンを着ないと耐えられない寒さでしたが、西表島は閑散期にも関わらず気温は日中20℃越えでポカポカ陽気。西表島に住んでいる友人の計らいで島を探索したり、海の幸を堪能したり、充実の2日間。最高の旅でした。
西表島とは
西表島(いりおもてじま)は、沖縄県八重山郡竹富町に属する島であり、八重山諸島最大の島である。
via:wikipedia
沖縄本島に次ぎ2番目に大きな島で、島の90%が熱帯・亜熱帯の原生林に覆われています。世界的に珍しい「イリオモテヤマネコ」の生息や、国内最大規模のマングローブ林でも有名。八重山諸島の西表島全域約2万9千ヘクタールを国立公園に指定することが決定されています。
アクセス
西表島には空港がありません。石垣空港からバスorタクシーで離島ターミナルへ行き、そこからフェリーで移動します。
今回は羽田空港を11:30頃に出発し、西表島の大原港に到着したのが17:20。羽田空港からの所用時間計は約6時間となりました。アクセス詳細や宿泊先については別記事で紹介します。
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気温
東京との気温差は、昼間10℃/夜15℃。2月の西表島は最高気温20℃前後の日が大変多く、僕が滞在した2日間は、長袖のTシャツに薄手のパーカーを羽織れば十分なレベルでした。
観光には車が必須
今回は友人の車で西表島を回ったんですが、西表島の観光スポット間は歩いて回るには距離が結構あります。島民も、車やバイクを所有している方が多いみたい。
観光には交通手段が必要。路線バスやタクシーもありますが、安価で抑えたいなら「レンタカー」は必須でしょう。レンタルバイクもありますよ。天気が安定しているなら、バイクで風を感じながら走るのもアリかも。
今回は「クーラの滝」「鍾乳洞」「北海岸」を中心に色々連れ回してもらいました。
クーラの滝
西表島観光、一番最初に訪れたのが「クーラの滝」
路肩からジャングルに突入というパターンが多い西表島。「ここが入口!?」というような場所から突入開始。勿論、案内板や標識なんてありません。
道無き道を進んでいきます。
ハブが現れるかもしれない恐怖と戦いながら...怖い。
恐怖と同時に西表島の自然の偉大さも目の当たりにします。熱帯に育つ豆の木「モダマ」のツルが、いたる所に。ぶら下がる事も出来ます。
シダも青々と茂り、亜熱帯の雰囲気を感じさせてくれます。
ジャングルを抜けて少し開けた所に到着。そこに現れたのが「クーラの滝」。西表島では比較的小さな滝のようですが、神秘的で圧倒されました。パワースポットという言葉を最近よく使うけど、本物を見せられた感じ。身も心も洗われていく不思議な空間を堪能しました。
す、すげえ、西表島...。
鍾乳洞
続いては鍾乳洞へ。鍾乳洞もジャングルを抜けて向かいます。
道のりの途中には、こんな不思議な木も発見。
石灰岩。歩く時は崩れやすいから注意。
10分ぐらい歩くと姿を見せたのが鍾乳洞の入り口。
見上げてみると、すごい迫力。これも自然が織りなす、西表島ならではの風景。
今回は鍾乳洞の中までは探検しませんでしたが、入口から外の様子を眺めると、これがまた感動的。そりゃ皆んな住みたくなるわな〜ここに。ごちそうさまです。
海中道路を抜け、北海岸へ
海中道路
海を横切る海中道路として有名な「船浦海中道路」
この通り。海中に道路が一本ストーンと通っています。
海中道路からは「ピサイナーラの滝(落差は沖縄県最大)」」を遠目に眺める事も出来ました。写真の真ん中に見える一本の白い筋がピナイサーラの滝です。次回は間近で見てみたい。
北海岸
海中道路を抜けて、目指したのは北海岸。
林の中を抜けると
現れたのは西表島の海。
透き通る海。陽気だったのでシュノーケルを楽しんだんですが...透明感が半端じゃない。まさに海の楽園。
こんな綺麗な海は生まれて初めて。もっと透明度の高い海岸もあるそうです。どんだけだ。
崎田橋(さきんだ橋)からは、30年程前に座礁した船を眺める事が出来ました。歩いて近づく事も出来るらしいので、次回は!これにて西表島観光終了。
ご飯
ソーキそば
滞在2日目のお昼は「美々」というカフェ(レストラン)で、軟骨ソーキそばを食べました。軟骨が柔らかくて肉と一緒に食べる事が出来ます。
島内に食堂やレストランは意外と多く、ググると40件ぐらいありました。スーパーもあるし、車さえあればご飯に困る事はなさそうです。ただ、お金を下ろせる場所が郵便局1ヶ所オンリーなので、現金は多めに持っておいた方が良さそうです。
ノコギリガザミ
夕飯は「ノコギリガザミ」をご馳走して頂きました。西表島に生息する巨大ガザミ。
カニ味噌。濃厚で美味しかった。他にも、北海岸で採れたクモ貝も料理してもらいました。食うのに必死で写真撮るの忘れてしまった...。
締めはガザミで出汁をとった沖縄蕎麦!西表島の幸を堪能しました。ごちそうさまでした。
まとめ
閑散期でも楽しめる
今回の西表島旅で感じたのは、閑散期でも楽しめるスポットがあるという事。南の島に行くなら「夏」というイメージがありますが、島に詳しい人なら「旅行ガイドには載っていない楽しみ方」を沢山知っています。
ツアーガイドをやっている民宿やホテルもあるし、個人でツアー業をやっている方も沢山います。閑散期で旅費が安くなる分、ツアーやアクティビティにお金をかければ繁忙期とは一味違った楽しみ方ができるのではないでしょうか。
来年も時間が取れれば弾丸で行きたいと思います。皆さんも是非!ではまた。