六本木・東京ミッドタウン・ガーデン内の21_21 DESIGN SIGHTで開催されている「雑貨展」に行ってきました。子供の頃に目にしたような懐かしい雑貨からデザイン性に優れたお洒落な雑貨まで、様々な雑貨を見る事が出来ました。
雑貨展とは
雑貨」をめぐる環境や感性を、世界的にもユニークなひとつの文化として俯瞰し、その佇まいやデザインの魅力に改めて目を向ける展覧会です。
高度経済成長期にあたる約半世紀前までは生活必需品として定義されていた「雑貨」が、現代では「私たちの日常の生活空間に寄り添い、ささやかな彩りを与えてくれるデザイン」として存在している。展覧会を通じて、そんな時代の流れに触れる事が出来ます。
展示物
基本的に撮影・公開OKの展覧会だったので、展覧会の内容をピックアップして紹介していきます。
松野屋行商
江戸〜明治時代にかけての伝統的な移動販売システムを、現代の日用品で再現。
雑貨のルーツ
雑貨が、新たな外来文化や生活様式を柔軟に受け入れてきた歴史を紐解く。
auの携帯もありました。このデザイン、懐かしい!
雑貨展の雑貨
現代的なひとつのサンプルである雑貨。
どれだけ多くの雑貨に頼って生活しているのか、見つめ直す良い機会かも。
d mart used
家にある「必要以上に複数ある使っていない生活用品」を集めて作ったコンビニ。
持っているかわからなくなって買い足してしまう雑貨ってイメージが強かったです。断捨離しよう。残念ながら、作品なので商品は買えません。
キッチュな生活雑貨パッケージ
日々使用され、捨てられる運命にある消耗品。アーティスト自身が昭和30年代から集めてきたパッケージが展示されています。王道のマーブルチョコも、マイナーチェンジを繰り返して繰り返して生き残ってきたんですね。
Hook Carpet
オランダの3人組デザイナー『WE MAKE CARPETS』の作品。日本の雑貨を用いてカーペットを制作。全部S字フックで作ってあります。雑貨展のメインコンテンツのひとつです。一番圧倒された作品。
SNS『Sumally(サマリー)』に公開
会場に展示された様々な雑貨を、世界中の人の「欲しい」と「持っている」で繋がるモノ系SNS『Sumally』に随時追加、公開しています。
Sumallyで高評価を獲得した商品は、展示会1階の「雑貨店」での取り扱いを予定しているそうです。展示会終わってもWebで楽しめるってとこが面白いですね。
まとめ
日常に寄り添っている雑貨が、日常では見せない姿を魅せる「雑貨展」。新旧様々な雑貨に触れながら、昔を思い出す一時にしても良いかもしれません。ではまた!
詳細
21_21 DESIGN SIGHT企画展「雑貨展」
- 会期:2016年6月5日(日)まで
- 会場:21_21 DESIGN SIGHT(東京ミッドタウン・ガーデン内)
- 時間:10:00-19:00
- HP:www.2121designsight.jp/program/zakka
- Sumally: https://sumally.com/ZAKKA
- 展覧会ディレクター:深澤直人