今回は高山1泊2日の旅を紹介します。実際に僕が巡ったルートを中心におすすめスポットを紹介していきます。
日帰りや週末旅行で飛騨高山を訪れる人は増えているみたいなので、なかなか旅行に行けない人でも勢いで行けてしまいます。見所満載で弾丸旅行でも結構楽しめますよ。
東京から飛騨高山へ
飛騨高山への玄関はJR高山本線の高山駅になります。東京発の場合、まず新幹線で名古屋まで向かい、そこからJR特急「ワイドビューひだ」に乗り換えて高山駅を目指します。所要時間は約4時間。
- 東京駅→名古屋駅(JR新幹線のぞみ):約1時間40分
- 名古屋駅→高山駅(JR特急ワイドビューひだ):約2時間25分
ランチを高山で楽しむ為に午前中に出発しましょう。ゆっくり時間が取れる方は、青春18切符やバスを利用すると景色が満喫できて楽しいかも。
「ワイドビューひだ」からの景色が最高
飛騨高山への旅行の醍醐味と言っても良いぐらいの絶景を見られる「特急ワイドビューひだ」。
ただの移動だと思って寝ていたら絶対に損します。山間を走っている時の車窓からの眺めは絶景。川を流れる水もエメラルドグリーンで幻想的です。
国の天然記念物にも指定されている峡谷「飛水峡」は見所の一つ。見え始めると車窓のアナウンスで紹介してくれるというサービス付き。景色を眺めていたら2時間25分の乗車時間はあっという間です。
ホテルは高山駅周辺が便利
駅チカのホテルに泊まっておけば、2日目も出発ギリギリまで楽しむことができます。JR高山駅から徒歩5分の「飛騨花里の湯 高山桜庵」は、露天風呂があって素泊まりもOK。リーズナブルで清潔感のあるホテルです。
お土産コーナーも充実しているので、お付き合いでお土産買うレベルならここで十分です。時間があまりないので、高山巡りの方に本腰を入れましょう。
飛騨牛はランチでリーズナブルに
高山に着いたら、まずはランチ。高山に来たらブランド牛の飛騨牛は食べておきたいところ。ディナーはちょっと高そうなので、ランチでリーズナブルに済ませましょう。
キッチン飛騨
高山駅から徒歩8分。
飛騨牛ステーキ専門店として創業53年余のキッチン飛騨は「プレゼ&ソテー」という独自の焼き方でソフトな食感の仕上がりを実現。地元の名店として知られています。
こちらがランチの「飛騨牛ステーキランチ」¥3150。サラダ、パンorライス、コーヒーも付いてきます。飛騨牛本来の旨味を引き出した上質な熟成肉が味わえます。
ステーキハウス キッチン飛騨
- 住所:岐阜県高山市本町1-66
- 電話:0577-36-2911
- 営業:11:30-15:30(ランチ)、17:00-20:30(ディナー)
- 定休:水曜日
1日目:「さんまち」を散策
「さんまち」は高山の中心地。江戸時代に城下町だったこの一帯は、現在でもレトロな風情を残しています。
関東圏だと川越とか佐原に近い雰囲気かもしれません。この辺りも是非。
中橋
観光ガイドでもおなじみの、高山のシンボル「中橋」。赤い欄干が特徴的で見所のひとつです。写真の木は桜。春はピンク色に色付いて、より一層美しい景色が見れそうです。
中橋の近くにある高山陣屋は、全国でも唯一残っている江戸時代の代官所。時間があれば足を伸ばしても良いかもしれません。
高山陣屋前の「陣屋だんご店」では1本80円でみたらしだんごを販売しています。あっさり味で食べやすいので、小腹が減ったら迷わず買いましょう。
古い街並
「古い街並」は、江戸時代の名工が作り上げた町家建築が軒を連ねています。
さんまち周辺はどこを向いても写真に収めたくなるような風景ばかり。周辺に大きな商業施設が無いので、カメラの準備は万全に。
さるぼぼ
さんまちの土産物屋でよく見かける人形「さるぼぼ」。高山の方言でサルの赤ちゃんという意味で、昔からお守りとして親しまれています。お土産に最適。
器好きにはたまらない
伝統工芸品が数多く揃う街としても有名。渋草焼や小糸焼など、高山独特の風合いを持った焼物に出会えるかもしれません。
日本の観光客はもちろん、外国人観光客にも大人気の古い街並み。人が多いので散策するのも消耗戦。ある程度、行きたい場所をピックアップしておいた方が楽かも。
晩ご飯は早めに
さんまち通りのご飯屋さんは閉店が早いので、蕎麦や郷土料理を晩飯に予定している方は早めに動いた方が良いです。
写真は、地元で人気の郷土料理のお店「みかど」の定食。さんまちから少し外れた国分寺通りにお店があります。ガイドブックには載っていない地元のお店を楽しんでみるのもアリです。
2日目:白川郷を巡る
2日目は、世界遺産にも登録されている「白川郷」を巡る旅。
高山駅隣接の「高山濃飛バスセンター」から高速バスを使えば約1時間で到着します。今回紹介しているホテル「飛騨花里の湯 高山桜庵」にバスチケット付きの宿泊プランもあるので、事前に取っておく手もあります。
白川郷
1995年に世界文化遺産に登録された合掌作り集落「白川郷」。昔の農村生活・風景が保たれています。今でも地元の方が生活してるので、洗濯物が干してあったりします。歩いているだけで農村の日常を感じさせてくれます。
写真で目にする白川郷はのどかなイメージですが、実際は観光客が多く、どこに行っても人、人、人。結構消耗するので覚悟は必要。
萩町城跡展望台
集落から離れた展望台行きルートを登り、白川郷を一望できる「萩町城跡展望台」へは是非行ってみましょう。徒歩で片道10分もかかりません。
登りきると絶景が目の前に広がります。写真取るならここは外せません。
ランチ
ランチは、地元の人達にも人気の「手打ちそば処 乃むら」がオススメ。前日に石引きした粉をこだわりの水で打つ、手打ちそばのお店です。
写真はかけそば(850円)。夏場は盛りそば(850円)が人気です。
帰りのバスもチェック
バスの本数が少ないので、帰りのバスの時間は必ずチェックしておきましょう。時間を潰せる所が結構少ないので手持ち無沙汰にならないよう、計画的に行きたいところです。
まとめ
これにて1泊2日の弾丸旅行は終了。今回、奥飛騨エリアは紹介できませんでしたが、時間に余裕があれば「奥飛騨温泉郷」や「新穂高ロープウェイ」を訪れるコースも魅力的です。
春や秋に高山を訪れるなら、日本三大美祭の「高山祭」を楽しむ事もできます。短い旅行期間でも十分満喫できるので、週末に是非出かけてみてください。ではまた!