出典:http://www.shochiku.co.jp
こんにちは、こちき(@kochiki_)です。今回は歌舞伎の一幕見席について紹介します。
- 歌舞伎を観に行きたいけど安い席のチケットは売り切れている。でも見たい!
- 昼の部や夜の部を全部観るなんて耐えられるだろうか。長いんでしょ?
なんて方におすすめなのが「一幕見席」。一幕見席は映画やコンサートでいう当日券と同じ。歌舞伎は料金が高いから...と諦めてしまう方も一幕見席なら気軽に観に行く事ができますよ。
関連歌舞伎のチケットの取り方を解説。コンサートやライブと一緒なので気軽に取れるよ!
一幕見席とは
好きな幕だけをお気軽にご鑑賞いただけるのが、一幕見席。幾度もお運びになるお客様や、歌舞伎を初めてご覧になるお客様のための、歌舞伎座ならではの人気席です。一幕見席は歌舞伎座4階に位置しており、椅子席:約90名、立見:約60名、合わせて約150名、全てが自由席です。
出典:http://www.shochiku.co.jp
歌舞伎は昼の部と夜の部の二部制で、それぞれの部が複数の演目で成り立っています。例えば、昼の部4演目で夜の部2演目という具合。その演目の中の1つだけを観るのが「一幕見席」です。
料金も1000円~2000円の間で販売されている演目が多いので、映画を一本観るのと同じような気軽さでチケットを買う事が出来ます。
販売場所と販売開始時間
チケット売場は歌舞伎座1階正面玄関の左側にあります。
売場前には一幕見席の詳細ボードが立っています。特にチェックしておきたいのは「販売開始時間」です。
この日僕が観た「人情噺文七元結」は、14:34上演開始で13:05販売開始なので1時間以上も前にチケット販売が開始されます。販売開始時刻にチケット売場に行けばすぐに購入できるわけではありません。幕見席の椅子席90席を確保する為に並ぶ人は沢山いるので並ぶ必要があります。
各幕の販売時刻の詳細は決定次第、公式サイトでも公開されます。
歌舞伎公式サイト:http://www.kabuki-bito.jp
どのぐらい並ぶのか
僕が行ったのは日曜日。13:05チケット販売開始で、25分前の12:40に並びました。係の方が人数カウンターを持ってカチカチやっています。自分でも大体の人数は確認出来るので、椅子席確保できる位置にいるかはチェックしておいても良いかも。
並ぶと注意書きを見せてくれます。内容を簡単に紹介しておきます。支払いにクレジットカードが使えないのは注意です。
- お1人様1枚(並んだ人だけ買える。一人並ばせて後から合流は禁止)
- 支払いは現金のみ(変更・払い戻し不可能)
- 1階から3階は入場できない。4階に売店/食堂はない。
- 未就学児童の入場禁止
- 切符購入後は、開演の約30分前に集合(遅れると順番を飛ばされる)
結局25分前に並んで、57・58番目で席を確保できました。演目や演者、曜日によって並ぶ時間もかなり変わってくると思います。なるべく早く行って並ぶ事をオススメします。夏は水分、冬は防寒対策忘れずに!
席に座る前にやっておきたいこと
・イヤホンガイドを借りる
初めて歌舞伎に行く方はイヤホンガイドを借りておきましょう。演者の一挙手一投足を詳しく解説してくれます。通常は700円なのですが、幕見席だけ特別料金の500円となっています。通常カウンターで借りると通常料金になってしまうので4階に行くまで我慢して!
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・チラシを手に入れる
物語の流れを把握しておく為にチラシはGETしておきましょう。裏には演目のあらすじが書いてあります。上演前に読んでおくと物語に入りやすくなります。
4階受付のチラシ置き場においてありますよ。もちろん無料です。
いざ、幕見席へ
集合時間に4階ロビーへ行き、番号順で並びます。開演時間前になったら入場が始まります。幕見席は自由席。90席しかありません。2列構成なので1列およそ45席(立見は約60名分のスペース)
案内されたら早い者順です。僕は2列目に座りましたが、1列目の方が足元に若干余裕がある感じでした。複数人で観に来ると一緒に座れない可能性もありますので注意してください。
↓こちらの記事の画像が分かりやすいです。参考にどうぞ
幕見席からの眺めです。演者の顔はよく見えないので、細かい動きを観たい方はオペラグラス持参をおすすめします。演者の声は十分届きますので、歌舞伎の迫力は十分伝わります。
まとめ
銀座も近いので、買い物をした帰りに夜の部を一幕だけ見るという楽しみ方もできます。一幕見席で歌舞伎を気軽に楽しみましょう。ではまた。
歌舞伎初心者におすすめの一冊です!これを読んでおけば一人でも歌舞伎を観にいけますよ。