「荒事は男が引き受ける」の「荒事」って何?語源は歌舞伎にあり

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荒事

via:Ebizo ichikawa.YouTube

こんにちは、こちき(@kochiki_)です。

Huluでアニメ「PSYCHO-PASS」を見てたら↓こんな台詞が出てきました。

荒事は男が引き受けるもんさ。

この「荒事(あらごと)」という言葉。父親世代が使っているのをよく聞きますが、じつは語源は歌舞伎にあります。

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荒事

荒事(あらごと)は、超人的な力をもつ正義の勇者。多く勇猛粗暴な性格の持主として描かれ、非現実的な霊力によって悪人を退治する江戸歌舞伎独特の役柄で、その起源は金平浄瑠璃の坂田金平に遡る。現在では主として市川團十郎家に継承されており、暫・鳴神などのような古様を残す直接的な荒事のほかに、助六・弁慶(勧進帳)のように写実性のなかに荒事の要素を溶けこませた作品もある。

via:wikipedia

歌舞伎は演目やストーリーによる様々な分類があって、「荒事」「和事」「実事」という分類もそのひとつ。「荒事」は正義のヒーローの象徴。現代でいうと仮面ライダー。見得や六法などの演技様式は荒事独特。

 sukeroku

助六by篆刻素材AOI 

ヒーローを演じる役者の隈取(歌舞伎の化粧法)は私達がイメージする歌舞伎に最も近く、顔が白く塗ってあって赤筋が入っているイメージ。赤筋によって血管や筋肉を強調して力強さを表現しています。わかりにくい人は、めちゃイケに出てくる大久保佳代子さんの「助六」がイメージしやすいかもしれません。あれは「助六由縁江戸桜」という演目の主役である助六を真似てます。

 

「荒々しい行為」という意味で現代でも使い続けられている荒事という言葉。力強さを感じさせる言葉でもあります。「荒事は男が引き受ける」という言葉にはこういった背景があるんですね。

和事・実事

「荒事」と比較される「和事」「実事」についても紹介します。

実事

実事(じつごと)は、誠実な人物・人格的に優れている人物が困難な社会に立ち向かっていく、最も現実に近いイメージの演目。演目は『一谷嫩軍記』など。

和事

和事(わごと)は、なよなよした優男の恋愛を描いた演出が中心。江戸の「荒事」と上方の「和事」とよく言われる。当時、江戸は男が多く、上方は女が多かった。それぞれの町に好まれる演出が取り入れられたと言われています。演目は『曽根崎心中』『雁のたより』など。

まとめ

歌舞伎を体験してみたい方は、一幕見席で荒事を目当てに行けば「これぞ歌舞伎!」という雰囲気を気軽に味わう事ができるでしょう。ではまた!

↓この本が歌舞伎を見に行くきっかけになりました。

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